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変形性膝関節症と触診

変形性膝関節症の検査では、視診を行う前から観察が始まる場合がほとんどです。つまり、診察室に入る状態をよく観察して、その膝の具合の検討をつけます。

また触診も変形性膝関節症では大切な検査項目です。外観ではわからない様々なことがわかり、レントゲンでわからない膝の柔らかさなどを知ることによって、変形性膝関節症の手術や治療方針の決定に役立てます。

触診では、まず熱や腫れなどの有無を知り、もしも熱があって腫れも大きいという場合は、関節リウマチや痛風、化膿性の関節炎などの病気の可能性の疑いも考慮します。また水があるかどうかもチェックします。

膝関節に炎症が起これば、関節液は増加しますので、変形性膝関節症の診断には重要なチェック項目です。炎症があれば、炎症性の病気です。また、関節軟骨や半月板などに損傷があるのであれば、変形性膝関節症の疑いはほぼ濃厚になります。

その他、屈曲位が見られる場合は、その程度を見ます。伸展する方向に手で軽い圧力を加えてみて、可動域がある、可動性がまた残っているという場合は変形性膝関節症の症状も軽く、逆の場合は進行が進んでいるとみなされます。

また変形の状態を見るためには、膝蓋骨の動きを上下から観察して、どの方向にもまだ自然に動くか、あるいはポイントが決定しているかどうかも大切な項目です。

その他には膝関節の間隙に対して、外側、また内側から軽く力を込め、可動性を見ます。正常な可動が確認できず、軟部組織の拘縮があると、変形が進んでいると判断されます。膝窩筋や膝窩筋膜などの緊張の度合いを見て、足底筋の緊張の度合いなども観察します。

太股の筋肉の状態や、他の膝以外の部位についても、日常生活ができるかできないか、早期にリハビリを検討すべきかどうかなどの大切な判断材料です。

病院での触診は医師の手が大きな役目を果たします。それだけに多くの経験と治療実績がものをいう段階です。また患者にとって、いい医師を選択しているかどうかを判断するために、触診バリューは効果的な判断材料となります。